この観測箇所では、いつも流量と水温、pH、EC(電気伝導率)を計測しています。
水深の浅い水路で、今月は特に流量が少ないです。
こんな状況の場所では、時々pHが異常に高くアルカリ性を示すことがあります。
これは付着藻類の光合成によるCO2の減少に伴い水素イオンが減少するため、pHが上昇する現象です。
今回の観測時にも、この様な現象が生じていました。
計測すると水温33℃、pH10.0です。
流量もかなり少ないため、水温は気温の影響を受けてかなり上昇しています。
触った感じもお湯の様でした。
水路の底にも付着藻類の存在が確認できます。
こういうところでは、特に夏場はこんな現象が起きます。