アウトドア用の監視カメラを使って沢水の流量観測をしています。
山奥の小さな沢に標尺を設置して、それを定期的に撮影するだけの簡単なものです。

データを回収することができたので、確認してみました。
こちらが平常時の写真です。

今年は雨が少なかったので、かなり水位も低いです。
標尺も10cmを下回っています。
こちらが降雨時の状況

お盆中に計100mm以上のまとまった雨がありました。
かなりの流量であることがわかります。
標尺を読み取ると25cmくらいです。
その後、流量が落ち着いてきた状況はこちら。

標尺を見ると10cmを少し上回っています。
雨は降っていないはずなので、最初の水位くらいまで下がっていないといけませんが、少し多くなっています。
実際に流量を測定してみると、明らかに水位と流量の関係が異なっていました。
どうやら先日の豪雨で河床に土砂が大量に堆積してしまい、流量と水位の関係が変わってしまったようです。
こうなると今までの流量と水位の関係が使えなくなってします。
改めて流量と水位の関係を測定し直すか、水位を補正していく必要があります。
安価で簡単とは言いましたが、それなりに手間暇はかかります。