中塗材の配合

中塗につかう泥は乾燥収縮を抑えるために砂を配合します。
この配合ですが、明確な基準？などはありません。
職人さんに聞いても、「混ぜない」という人もいれば、「少し混ぜれば良い」や「泥１：砂１」などもあるなどいろいろみたいです。
正直、ちょっと困惑してしまいましたが、ようするに、自分たちの感覚で決めれば良いということでしょうか？
実際の経験者がいないわけですから、いろいろ試してみていい感じのものを採用することにします。
で、配合実験です。
１，　泥１に対して砂１
２．　泥１に対して砂１．５
３．　泥１に対して砂２
いずれもスサを少々混ぜ込んでいます。
供試体完成直後はこんな感じ
右から泥１に対して砂１、砂１．５、砂２の順です。

１日経った後の状態

よくみると
泥１に対して砂１の配合試料は、見事にひび割れています。いまいち。

砂１．５の配合試料は、若干のひび割れ程度。まあまあ。

砂２の配合はひび割れなし。

少々のひび割れが入る程度が適当ということが左官の本にも記載されていたので、砂１．５の配合を採用することに決めます。
実際に試しに荒壁の上に砂１．５の配合の材料を塗ってみました。

１日経った後の状態もいい感じみたいです。
中塗材の配合はこれで決定。
あと、週末みんなで塗ります。
今回はかなりコテさばきが問われます。
頑張りましょう。