現地地盤の強度特性を現地で簡易に測定する装置を導入しました。
「土層強度検査棒」です。
トルクレンチ、荷重計を使って、現地でベーンせん断試験ができる装置になります。
以前から気になっていた試験機で、導入はしていたのですが、なかなか使う機会に恵まれませんでした。
先日、ようやく(無理やり)使う機会ができたので、試してみました。
先端に羽つきのコーンと取り付けて、回転させる力をトルクゲージで測定していきます。
上からの荷重を段階的に増やしながら、トルクを測定していきます。
荷重をかける力加減が難しいので、なれるまでは二人がかりの方が良さそうです。
各荷重段階でのトルクを測定することで、現地で粘着力cと内部摩擦角φを把握することが可能となります。
やはり、初めての試験機なので使い勝手が分からずにいろいろ手間取りましたが、なんとなく要領はわかってきました。
自分が思った以上に軟弱な地盤を対象としているような感じでした。
今回のお試しで、この試験機の適用範囲なども見えてきました。
試験結果も、思ったような結果が出ていました。
これで実用の目処がたちましたので、いつでも対応可能です。