出隅と入隅

事務所の内装はほとんどが「真壁(しんかべ)」といって、壁に柱が見えるようになっています。
ただ、1階ワークスペース部分の一部には、「大壁(おおかべ)」の柱が隠れ一面が壁になる所があります。
珪藻土を塗る場合、真壁の角部分には柱がくるので、壁の塗り際は柱にぶち当たります。
実際に塗るときは、壁にあててお終いになるので比較的作業もしやすいです。
しかし、大壁で角部分では、壁と壁同士がぶつかります。
尖った壁の部分を「出隅(ですみ)」、内側に凹んだ部分を「入隅(いりすみ)」と呼びます。
ここ、実際に塗ると意外と難しいです。
一方を綺麗に仕上げても、もう一方の面を仕上げるときに、珪藻土がはみ出してしまいます。
そんな場所に対応する鏝がこれ。
IMGP1002_R.JPG
入隅用と出隅用とちゃんと鏝があります。
道具はあれど、腕がついて行かない・・・

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