小流域の沢で流量の連続観測を行っているのですが、その結果を整理すると色々なことがわかります。
そのうちのひとつが流出率になります。
雨が降った際に、どれだけの水が沢に流れ出したかを表す数値となります。
こちらで観測している結果では、こんな感じになります。
先日の雨の時のグラフとなります。

降った雨の量は18.5mm、これに対して沢に流れ出た量は0.81mmでした。
わずか4.4%しか沢に流れ出ていないことになります。
残りの95%近くは地下に浸透してしまうか、蒸発散で大気中に放出されたことになります。
おそらく大半は地下に浸透してしまうのではないかと思われます。
ちなみに、6年前のデータも比較してみました。

こちらは総雨量20mmに対して、流出量は1.79mmで流出率は9.0%でした。
以前よりも流出率が低下していることになります。
ここ最近は雨が少なかったので地下に浸透する分が多くなっただけかもしれません。
単純に雨の降り方の違いかもしれません。
ただ、このあたりは常緑樹が優勢となってきており、樹木自体が水を消費する量が増加したと考えることもできそうです。
落葉が進み土壌が豊かになり、表面流出が抑えられてきたとも言えそうです。
もう少し詳しくデータを検討するといろいろ見えてくるかもしれません。