PENNY試験時のトルク測定

小型動的貫入試験PENNYの試験時にどうしてもロッドの摩擦力が気になります。
理論上は、先端コーンよりロッドの外径は小さいので摩擦は生じないはず。
しかし、実際には周辺の地盤が崩れたり、ロッドが傾斜したりして、ロッドの摩擦力が大きくなってしまいます。
とりあえず、試しにどのくらいの摩擦が生じているか確認してみました。
トルクレンチがなかったので、バネばかりで代用です。
IMGP9882.JPG
レンチの長さが0.18m、荷重は7.3kgf
なので、トルクは0.18×7.3kgf=1.31kgf/m
SI単位にすると約13N・m
PENNY貫入試験時の摩擦抵抗は係数0.21をかけたものになるので13×0.21=2.7
測定値から2.7回分のNd値を差し引くことで、ロッド周面摩擦の影響を削除することができます。

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