スウェーデン試験とPENNYの比較

スウェーデン試験と小型動的貫入試験機PENNYの試験結果の比較です。
SW-PENNY.jpg
どちらもほぼ同じ場所で実施しています。
こうして並べてみると、スウェーデン試験の結果の方が換算N値が大きく出ていることがわかります。
ここの地盤は砂質土からレキ質土主体なので、こういう結果になっていると思います。
そもそも試験機の要となる先端部分の形状が異なるので、一概に比較することには無理があります。
スウェーデン試験機の先端(回転による貫入)
P8030065_R.JPG
PENNYの先端(打撃による貫入)
IMGP5585a.jpg
もっと軟弱なところでは、もう少し相関性も変わってくると思います。
いずれにしても地盤調査をするときには、その地盤の特性を見極めて、適正な試験方法を用いることが大切です。
「何でもかんでもスウェーデン試験」では、それは本来の目的を果たすための調査ではありません。ただの記録です。

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