空中写真の使い道その1

空中写真は移動する航空機から水平方向に少しずつ位置をずらしながら撮影します。HPでも地図上に飛行ルートが示されています。
このあたりが「Googole Earth」と大きく違うところです。衛星写真じゃなくて、1枚1枚飛行機に乗って撮影するのです!
だから、雲に隠れて見えないなんてことはありません。ちゃんと晴れて良好なときに撮影しています。
この少しだけずれた2枚の写真を組み合わせると立体視が可能となります。よくある3D立体視と同じ原理です。
山と谷がくっきり見えるようになり、地形判読に役立てることができます。
識別するにはかなりの熟練が必要ですが、じっくり見ていると何となく山に段差ができているとか、山が崩れた跡地などが見えるようになってきます。
このような情報を活用して断層地形や地滑り地形などの判読に利用します。

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