残雪の山にアタックしています。
平常時であれば、整備された林道を車で行って、残りをぼちぼちと歩いていくのですが、まだまだ雪深くとても車で行ける状態ではありません。
このルートを歩いていくにはかなりの距離になってしまいます。
仕方がないので、最短ルートのけもの道を上がります。
このルートは3年ほど前から使っていないところなので、いろいろ心配でした。
私は山の中に印をつけるときにはピンクリボンをよく使うのですが、他の人たちもよく使うので、識別できるようにふたつコブ(結び目を2つ)を作ることにしています。
このルートにも、もれなく付けておいたのですが、古すぎてどうだかわかりませんでした。
現地に行ったところ、要所要所でしっかり残っていました。
山のあちこちにこの目印をつけておいたのが役立ちました。
これを目印に最短コースを効率よく進んでいきます。
山の中で迷うと無駄な体力を消耗するばかりで良いことなどありません。
危なそうなところに張っておいたロープも健在でした。
斜面を横断するところですが、ロープなしでも歩けますが、滑ると下まで落ちます。
ロープが1本あるだけで安心感があって、精神的にも楽になります。
こういう一手間をかけることが、現場をきっちり進めていくコツです。
特に定期観測で何度も通うところでは必須です。
雪も残ってちょっと危なそうなところは新たにロープを張っておきます。
古くなった目印のピンクリボンも更新しておきました。
山の中でふたつコブのピンクリボンを見つけたら私の目印ですので、そのままにしておいてください。