斜樋(しゃひ)

「斜樋(しゃひ)」ため池からの取水施設のひとつです。
いろいろな形がありますが、これは堤防沿いの階段状になっている部分にそれぞれ穴が空いており、穴の開放を調節することにより水の取水量を調整するものです。
写真のように、一段づつ栓を抜いていき、ため池の水位が下がれば次の下の段の栓を抜く。
逆に水が必要なくなれば、栓をしていく。
と、いう感じで調整していきます。
IMGP4807.jpg
IMGP4803.jpg
IMGP4806.jpg
構造はとても単純です。が、良く考えられています。
新しいところでは、ゲート式のものなどがあります。
いずれにしても、灌漑(かんがい)用水にはため池は重要な施設となります。
いろいろ工夫して利用されているのがよくわかります。

カテゴリー: 現場の一コマ タグ: パーマリンク