流量観測の小技

河川、沢、水路などで流量観測を行う方法はいくつかあります。
そのうちの一つにビニール袋とバケツを利用した方法があります。
比較的流量の少ない水路などでよく使う方法です。
一定時間で、どれだけの水がビニール袋に入ったかを計測します。
落差のある水路や幅の狭い水路では、簡単に計測できるので有効なのですが、
幅の広い水路では、一度に計測することができません。
こんな場合は、ちょっと工夫をします。
その一例です。
IMGP1841.jpg
大きなビニール袋を用意しておきます。
ビニール袋に水を入れて、水嚢(すいのう)を作ります。
これを2、3個作って、うまく流路を狭めるように水嚢を配置します。
これで、流量観測の準備完了です。
あと、集まった水の量を別のビニール袋で受けて量を計測します。
材料も現地調達で、水とビニール袋さえあれば簡単に精度よく計測ができます。
他にも水路をいくつかに分割して計測する方法もあります。

カテゴリー: 現場の一コマ タグ: パーマリンク