林内に降り注ぐ雨は、一様ではありません。
葉に当たってから流れ落ちる雨粒や葉の隙間を通り抜けてくる雨粒など様々です。
この林内を通過してくる雨を樹冠通過雨と呼びます。
林の中にいると雨がやたら当たるところとそうでないところが生じます。
実際にどれくらい差があるのかをみるとこんな感じになります。
林内の1m四方に4箇所の簡易雨量計を設置したものです。

一番少ないもので9mm、多いもので20mmとなっていました。
これだけみても2倍程度の差があることがわかります。
ちなみに雨量計の上空はこんな感じでうっそうとしています。

ばらつきが出るのも当たり前ですね。
樹木の種類や落葉の時期などでも変化がありそうです。