こちらも林内に降る雨の一部になります。
樹木の幹を伝って流れ落ちる雨で「樹幹流」と呼びます。
この雨も林内の地面に到達する雨となります。
なので、林内に降り注ぐ雨は、「樹冠通過雨量」と「樹幹流」の二つに分けられます。
この樹幹流も計測しています。
こんな感じに樹木に受け皿を巻き付けて、それをホースで導いて雨量計に接続してあります。

樹種による違いを想定して、2種類の樹木に取り付けてあります。

左側が落葉樹のコナラ、右側は常緑樹のヤブツバキになります。
樹皮の特徴も異なるので、どの程度違いがあるかを観測しています。
ただ、樹幹流の計測はなかなか難しく、正確な値をとるのは至難の業です。