河川堤防の盤ぶくれ対策

一昨日からの続きです。
河川堤防の盤ぶくれ対策としては、押え盛土工法があります。
これは、被覆土層の底面にかかる揚圧力に負けないように、地盤に重しを載せる工法になります。
揚圧力に対して力で対抗する工法です。
最近では、この揚圧力を力で押さえつけるのではなく、逃がすことで盤膨れを防ぐことが考えられています。
そのためには、堤防下側で基礎地盤から流出する浸透水を抜く透水トレンチや排水機能付き矢板工法などが考えだされています。
揚圧力の逃げ道を確保しておくことで、盤膨れを防ぐことが可能となります。
透水トレンチ工法.gif
地盤工学会誌 Vol.60 No.4 Ser.No.651より引用

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