自然由来重金属等の存在量

土壌汚染対策法では、人への健康への影響を防止することを目的として、25項目の特定有害物質を定めています。
この特定有害物質の多くは人工的に製造された化学物質物質ですが、天然に存在する8物質も含まれています。
天然に存在する8物質(カドミウム、鉛、六価クロム、ヒ素、水銀、セレン、フッ素、ホウ素)
これらの物質は、「自然由来重金属等」と呼ばれています。
下表は、自然由来重金属等の地殻中に含まれる調査の結果です。
重金属の存在度.gif
日本では、ヒ素や鉛の濃度が世界的な平均値よりも高くなっていることがわかります。
もともと自然界に存在する物質ですが、土壌汚染対策法では、これらの自然由来重金属等についても対策の対象としています。
「地盤工学会誌Vol.60 No.5 Ser.No.652」より引用

カテゴリー: 土と水について タグ: パーマリンク