斜面下からの湧水

毎月通っている現場では、斜面と平地の境界部分にいつも湧水が流れています。

この斜面は古い時代の段丘層で構成されています。

今は階段などが作られて斜面になっていますが、昔は明瞭な段丘崖があったと想像されます。

この段丘層を浸透してきた雨水が地下水となって、ちょうど段丘崖と平地の境界部から染み出しています。

このようなタイプの地下水を崖線タイプの地下水と読んでいます。

現在は段丘面も市街地化してしまい、このような湧水も少なくなりつつあります。

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