毎回理科の出前授業で行っている液状化の実験の拡張版です。
今までの実験では液状化の現象はよくわかりますが、そこで思考が止まってしまいます。
液状化の危険性はわかったけど、それがなに?って感じです。
液状化を防ぐためにはどうしたらよいか?と、子供たちに問いかけてもなかなか反応はありません。
もちろん、水や緩い地盤が悪さをすることは理解してくれています。
その先を考えるために、一歩進んで液状化対策の実験をします。
対策に準備するのは、タピオカ用のストローです。
太めのストローがいい感じです。
これを周りに埋め込むことによって、地震時に発生する地中の過剰間隙水圧の発生を抑制します。

たったこれだけのことで液状化が発生しなくなります。
実験の様子はこんな感じです。
動画では8本のストローを使っていますが、4本でも十分効果を発揮します。

ちなみに振動の発生装置はお約束のレゴです。
対策なしだと10秒ほどでマンホールに見立てたタレ瓶が浮き上がってきますが、対策ありの場合はびくともしません。
ストローだけで対策できるので驚きです。
子供たちには、地中で何が起こっているのか考えて欲しいです。