ベーラー登場

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地下水観測孔から採水する道具のベーラーです。
最近は使い捨ての安いモノが出回っていますが、コイツは一味違います。
通常は筒の先端部分にしか弁がついていませんが、これには上下に弁がついています。
この上下の弁は地下水中へ沈んでいくときには上下とも弁が解放され、引き上げると同時に上下の弁が水圧でしまる仕組みとなっています。
これにより、狙った深度の地下水を他の深度の地下水と混ざることなくサンプリングすることができるのです。
通常のベーラーでは、下ろした深度から上のある地下水をすべて混合して採水してしまいます。
同じ観測孔内に複数の滞水層がある場合には、必要な採水器です。
ちゃんと採取してちゃんと測れば、なるほど!なデータを得ることができます。
ようやく手に入れることができました。

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