岩石の簡易pH試験

工事現場で発生する岩石のpHを簡易的に調べる方法です。
調査の段階では、ボーリングコアなどを利用して試験をします。
岩石試料の表面に過酸化水素水を吹付け、pH試験紙をあてて反応をみます。
pH試験紙が3.5以下まで反応した場合、その試料は酸性土とみなされます。
酸性土の可能性のある岩石などを工事により掘削する場合、その処理土からの浸透水が酸性になる可能性があります。
これにより周辺環境に影響を与えてしまうこともあるので、事前に対策をしておくことが必要となります。
また、酸性土の場合には重金属の溶出などの問題も生じてくるので注意が必要です。
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写真のpH試験紙が黄色に変色している部分が酸性土となります。

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