アルミオーバルスリーブの電食

観測孔にセンサーを吊るすときにワイヤーを使用することが多いのですが、
ワイヤー末端の処理に、アルミオーバルスリーブを用いることがあります。
簡単に処理ができて便利なのですが、
水中で使用する場合には注意が必要です。
ワイヤーはステンレス、スリーブはアルミであり、異なる金属が水中で接触することで電食が進行することがあります。
これが進むとアルミスリーブはボロボロになり、あっという間に使い物にならなくなります。
ワイヤーを引き上げたら、大切なセンサーが付いてない!
なんて、事故にもつながりかねません。
なので、私はいつもステンレス製のワイヤークリップを使用します。
ちなみにこれは、腐食してセンサーがどこかに行ってしまった写真です。
(数年間センサーが設置されたまま放置された観測孔)
IMGP0332.JPG

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