ワイヤークリップの腐食

仕事がら、ステンレスのワイヤーでセンサーを吊り下げることが多いです。
主に地下水をモニタリングする観測孔に設置するのですが、
この時に、ワイヤー止の処理が必要となります。
以前、私もホームセンターで簡単に手に入るアルミスリーブを使っていましたが、ステンレスのワイヤーに別金属のアルミを水中で接触させると、電位差が生じ腐食が進行するという現象を知りました。
こんな感じで腐食が始まり。
IMGP0089.JPG
最後は劣化して破損します。
IMGP0332.JPG
この現象で一度、痛い目にあいました(センサー落下事故)。
それ以来、水中ではアルミスリーブは使ってはいません。
ステンレス製のワイヤークリップを使っています。
ただ、ちょっと見てくれが悪いのが気になっていたのですが、良さそうなモノを見つけました。
板型ワイヤークリップダブルです。
IMGP0090.JPG
これなら、比較的コンパクトに頑丈にワイヤーを止めることができます。
と、いうわけでどこか知らない業者さんがお付けになられたセンサーの補強です。
これ、ほっといたら数年で落下していたことでしょう。
最近はメーカーも注意事項として挙げてるはずなんですが、、、

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