地下水採水器

地下水観測孔から採水するときに使うものにベイラーというものがあります。
透明な円筒管の先に逆止弁がついており、観測孔の中におろして地下水を汲み上げるという構造となっています。
観測孔の内径によって様々な大きさのものがそろっています。
今使っているのは直径18mmと細めのベイラーです。
ただ、このタイプは軽すぎて観測孔内にへばりついて、所定の深度まで垂らすことができないことがあります。
その対策として先端におもりをつけることになります。
簡単におもりを付けると言っても、下手なものを取り付けると観測孔内で引っかかって抜けなくなるという事態にも繋がりますので注意が必要です。
私は、リベットピンの先端をカットしたものを取り付けています。
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この形状であれば観測孔内で折れ曲がって引っかかることはまずありません。
適度な重さもあるので、スムーズに所定の深度に到達させることができます。
こういうちょっとした工夫が現場作業の効率化につながります。

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