愛知演習林5

愛知演習林の尾根部に残るハゲ山地帯です。
緑がたくさんある斜面を登っていくと突如視界が広がり、土砂がむき出しのやせ細った尾根を見ることができます。
まさに、ハゲ山の名残をここで感じることができます。
ここには、かろうじてマツが存在するだけです。
昔は、薪などの資源としてほとんどの樹木が伐採され、あちらこちらにハゲ山が存在していました。
その後、数百年をかけて樹木が生長し、森になってきましたが、まだまだこういう場所はたくさんあります。
改めて理解することができました。
愛知演習林山頂1.jpg
このあたりは風化した花崗岩からできている山です。
雨によりどんどん土砂が流出し、このようなやせ細った尾根になります。
愛知演習林山頂2.jpg
土砂が流出してむき出しになったマツの根と削り取られた跡。
わずかな植生によりかろうじて土砂が保持されています。

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