巻き枯らし間伐

先日、森林調査の現地実習に立ち会いました。
海上の森の中を案内してもらいました。
その中で、「巻き枯らし間伐」という方法を学びました。
これは、木を間伐せずに、木が立ったまま間伐する手法です。
樹木の皮を剥ぐことにより、樹木の水分吸収の水みちを遮断して、枯れさせます。
1~2年で枯れ始め、3~4年で倒れるそうです。
確かに人力でチェーンソーを持って間伐するにはかなりの労力を必要としますが、この方法あれば、自然に勝手に倒れてくれるので、労力は少なくて済みそうです。
木を枯らすなんてもったいない。と、思うかもしれませんが、それだけ管理されない荒れた森林が多いのも事実です。
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赤印のところが、巻き枯らしの木です。

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