黄砂の濃度と視程

引き続き黄砂のお話です。
地表付近の黄砂の濃度が高くなると、洗濯物や車の汚れなどのほか、視程が悪化することで航空機の運航に影響が生じることもあります。
下の図は、数値予測モデルで計算した0.1マイクロメートルから10マイクロメートルの粒径の黄砂粒子による地表付近の黄砂の濃度と、国内の気象台等で観測者が目視で観測した視程との対応を統計的に調べたものです。ただし、地表付近の黄砂の濃度と視程の関係は、観測される地点での黄砂の粒の大きさや湿度の違いに左右されるため、必ずしも一定ではありません。
黄砂の濃度と視程.png
(気象庁HPより引用)
うちの事務所の環境でいくと、15キロくらいのところに東山スカイタワー、5キロちょっとのところにデジタルタワーが建っているので、これが目安になりそうです。
視程2キロといったら相当視界が悪いことになりますね。

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