弊社で所有している小型動的コーン貫入試験機PENNYです。
(下の写真は我が家の新築工事時に私が実施したときのものです)
先端に円錐型のコーンを取り付けたロッドに、30kgのオモリを高さ20cmのところから落として貫入量を測定することにより地盤の硬さを調べることができます。
ボーリング調査などでは大掛かりな機械が必要となるのですが、このPENNYは小型で分解できるので、狭いところや足場の悪いところでも設置することができます。
オモリも30kgの比較的大きなものを使用するので打撃力もそれなりにあります。
他にも簡易貫入試験という装置もあるのですが、それだとオモリが5kgしかありませんので、ちょっと硬いところにあたるとすぐに貫入不能となってしまいます。
軟弱な地盤調査であれば、簡易貫入でも対応できますが、もう少し硬い地盤を調査する場合には不向きです。
そんな時には、この小型動的コーン貫入試験機PENNYが有効です。
N値30回程度の地盤まで対応できるので、適応範囲が大きく汎用性があります。
もちろん本格的なボーリング調査にはかないませんが、ボーリング調査の補足調査にもかなり役立つと思います。