放棄耕作地

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現場作業で山中を散策していると、沢沿いのかなり上流で、いきなり視界がひらけることがあります。
昔の人達が耕作地に利用していた跡地です。
昔の人はこんなところまで、荷物を担いで上がってきてたんだな~。としみじみ思う反面、荒れ果てた土地に寂しさも感じます。
放棄耕作地に杉を植林するのも定番のようです。
樹齢を見るとだいたい30年から50年くらい前に植林されてような感じが多いです。
ほんのちょっと昔にはここは水田として利用されていたんでしょうね。
「生物多様性」の問題点として、「人間活動の縮小による危機」という項目が挙げられています。
昔は人の手がある程度入ることで、豊かな生態系を維持していたと思われますが、このような杉のみの跡地では、光も入らず、暗いジメジメとした場所にしかなりません。
「生物多様性」には、ほど遠いような感じです。

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