LRT(次世代型路面電車システム)

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昨日のブログで集約型都市づくりに対する国の政策について書きましたが、その中に「LRT」という言葉が出てきました。
「LRT」とは、Light Rail Transit(ライトレールトランジット)の略で、低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する次世代の軌道系交通システムのことです。
なんだか難しそうでハイテクな感じがしますが、ようは昔ながらの「路面電車」の現代版というものです。
いまでも路面電車が残っているところはいくつかありますね。私も高知の路面電車に乗った記憶があります。
たしかに路面電車は、人と環境にやさしい交通手段ですね。
LRTの特徴として、
1.交通環境負荷の軽減
 LRTは、環境負荷の小さい交通体系の実現に有効な交通手段です。
2.交通転換による交通円滑化
 都市内の自動車交通がLRTに転換されることにより、道路交通が円滑化されます。
3.移動のバリアフリー化
 低床式車両や電停のバリアフリー化により、乗降時の段差が解消されるなど誰もが利用しやすい交通機関です。
4.公共交通ネットワークの充実
 鉄道への乗り入れや他の公共交通機関(鉄道、地下鉄、バス等)との乗換え利便性向上、P&R(パークアンドライド)駐車・駐輪場の整備を図ることで都市内交通の利便性が向上します。
などなど、集約型の都市づくりにはもってこいの交通機関となりそうです。
お年寄りから小さな子供まで、安全に簡単に移動できるような、そんなLRTシステムが広がれば、良い街づくりができそうな気がします。
高速道路の無料化よりも、こういった公共交通機関の整備、無料化の方がよっぽど有意義だと思いますね。
国土交通省LRT(次世代型路面電車システム)の導入支援HP
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/lrt/lrt_index.html
社団法人日本交通計画協会ライトレール研究部会HP
http://www.jtpa.or.jp/contents/lrt/index.html

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