根曲がりとクリープ

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山の中を歩いていると、植林された樹木が斜面に倒れそうになりながらも、それを必死に修正して鉛直に伸びている状態を見かけることがあります。
これは、木が伸びている最中に土壌が少しずつずれながら進んできて、次第に木を傾かせていくのです。
しかし、木には鉛直に伸びようとする習性があるので、そこを曲げつつ伸びていきます。
土壌には、働き続ける一定の差応力による連続的変形があり、これを「クリープ」と言います。
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このような変形は硬い岩盤でも起こります。
ハンマーで叩いても割れないような岩盤でも小さな差応力を長い時間かけ続けると、このクリープ現象で変形してしまいます。
「学びなおすと地学はおもしろい(小川勇二郎)」より引用

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