土壌水分の観測方法

土壌水分の観測方法にはいくつか種類があります。
農業関連で昔から用いられている手法で、「テンシオメーター」という観測装置があります。
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先端部にポーラスカップ(素焼きの円筒管)が取り付けられており、上部にパイプを通じて吸圧計がついています。
これを地中に突き刺して、パイプ内に水を入れておくわけですが、
地中に水分が少ないと、パイプ内の水はポーラスカップを通じて地中へと吸水されようと引っ張られます。
その時の吸引力を、吸圧計で読み取ります。
その時々の地中の水分量によって、吸引する力は変わってきますので、この値から土壌の水分状態を把握することが可能となります。

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