実効雨量

雨量と地下水の関係を示すときに「実効雨量」という指標を使う場合があります。
「実効雨量」とは、
これまでに降った雨や現在降った雨が地中にどれ位残存しているかのかを便宜的に示した値を指します。多ければ多い程、地中に残っている雨が多いというこになります。
計算式は以下のようになります。
RG=R0+α1・R1+α2・R2+・・・・・・・αn・Rn
ここに、RG :実効雨量(mm)
Rn :n 日前の雨量
α :1 日単位の減少係数(0 < α <1) ここで、n の日数は、αn ≒ 0 (現実的には10-3 程度以下)と判断されるn を選択する。 また、減少係数αは、雨の影響度合いが半分(0.5)になる期間、半減期Tで表現できることから、 減少係数は下式より求めることができる。 α=(0.5)1/T ここに、T :半減期 半減期は、降雨と地すべり地内で観測されている地下水位の変動傾向から適切と思われる半減期をいくつか選定し、それぞれの半減期により算出した実効雨量と地下水位の変動が最も相関が良い時の半減期を設定する。 ややこしそうに見えますが、ようするに、 地中の地下水を考えるときは、今降っている雨だけでなく、ちょっと前に降っている雨も含めて評価しましょうということです。 参考HP いさぼうネット http://isabou.net/

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