斜面の勾配

建設工事での斜面の勾配の呼び方には独特の呼び方があります。
20°とか30°の斜面とはあまりいいません。
1割の勾配(1:1)とか8分勾配(1:0.8)、1割2分勾配(1:1.2)など、ちょっとわかりにくい昔ながらの表現を使います。
これは、垂直方向を1として水平方向にどれだけ上がるか、で表現します。
斜面勾配.jpg
たとえば、1割の勾配といえば、水平方向に1m、垂直方向1mですから45°の斜面になります。
1割5分の勾配といえば、水平1.5mいって垂直1m上がる、ということになります。
8分の勾配といえば、水平0.8mいって垂直1m上がる傾斜となります。
ちなみによく使う勾配はだいたい下の通りです。
2割(1:2)→約26°
1割5分(1:1.5)→約34°
1割2分(1:1.2)→約40°
1割(1:1)→約45°
8分(1:0.8)→約51°
5分(1:0.5)→約63°
40°を超える斜面の上に立つと、かなり急に感じて怖いです。
ちなみにスキーの上級者コースで35°位です。

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