10月に入ると毎年恒例になった理科の出前授業が本格的に始まります。
それに向けて、子供たちにやってもらう液状化の実験の準備です。

青い蓋の容器が液状化する方の実験、白い蓋の容器は液状化しない実験になります。
それぞれ含水状態を調整しておきます。
並べて比較するとこんな感じです。

右側は含水が高い液状化する容器、真ん中は含水の少ない液状化しない容器、左側はおまけで完全に乾燥した状態のものです。
いつもは子供たちに真ん中と右側の含水の多いものを使って実験をします。
真ん中の含水の少ないものは木の棒で突き固めて固くします。
一方の右側の含水の多い容器はほぐしておきます。

この状態で両者を揺すってみると、液状化しない容器と液状化する容器の違いがはっきりとわかります。
頭ではわかり切ったことなのですが、実際に子供たちが自分の手で揺すってみて、その違いを体感することで、より理解が深まると考えています。
ちなみにおまけですが、左側の完全に乾燥した状態の容器を突き固めても、うまく固まりません。
砂山で遊ぶ時に少し湿っている方が安定するのと同じですね。
こんなことも子供たちに楽しく体験を踏まえながら教えていきたいと思います。