降雨強度と樹冠遮断

降雨強度と樹冠遮断の間には比例関係が成立するという説があります。
この関係は夏に大きく、冬に小さい季節変化を示すとされています。
このメカニズムは、降雨強度が大きいと雨滴の粒径も大きくなり個数も増えることから、雨滴が樹冠に衝突した際に発生する飛沫(ひまつ)の量が多くなり、それにつれ蒸発量も大きくなる。ということだそうです。
たしかに、コップ一杯の水を床にこぼせば、ほとんどが床に落ちますが、霧吹きなどで同じ量を散布しても、床には落ち切らないですね。
このような現象が樹冠で起きているのではないかと考えられています。
これが、飛沫蒸発説です。
ややこしい世界だ。

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