パイピング

「パイピング」はボイリングや盤膨れに至る過程で発生する現象です。
地盤の中に自然に形成された水みちがある場合やボーリング調査孔の跡、杭など人工的な弱所がある場合に、この部分に集中的に水が流れて、局所的な水の噴き出しが生じます。
この現象が起きて砂分が洗い流されると、その部分は水が集まりやすくなり地下水の流れがより集中しやすくなり、破壊が拡大していきます。
このように下側から徐々にパイプ状に破壊が進行することから「パイピング」と呼ばれています。
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パイピングは最終的にボイリングや盤膨れの破壊につながる可能性があり、早期に発見して手を打つことが重要です。

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