パイプ流

昨日、紹介した間伐を遅らせたヒノキ人工林ですが、斜面に一部崩れかけたところが存在していました。
直径2m程度の範囲が抜け落ちた様になっています。
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上部を確認すると、細い穴がいくつか開いていました。
奥行きは50cm位あります。
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おそらくもっとつながっているでしょう。
これはパイプ流といって、斜面の地中を流れる地下水が、急激な雨により水圧が増加し、水みちを形成するものです。
水圧が大きい場合には、このように土砂を削り取ってしまいます。
ひどい場合は土砂災害につながります。
ここの斜面もあまりよろしくないようです。
実際、10年ほど前には、このとなりの谷でも斜面が崩壊しています。

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