河川環境の新たな展開

国土交通省が河川環境について新たな展開を始めています。
テーマは、「つなぎ」、「ひろげ」、「学ぶ」となっています。
国土交通省の今までの政策としては、それなりに成果は得たものの、
1.全国的にみると、まだまだばらばらで繋がりがない。
2.外来種の問題は取り組んでいるものの解決には至っていない。
3.科学的・技術的に課題が多く残されている。
など、まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあると認識しています。
そこで、
a.損なわれた空間、川・地域・人をつなぐ
b.点から面への管理へとのひろがり
c.河川環境をさらに学ぶ
という、観点で展開していくこととしています。
「つなぐ」という言葉には、流域を含めた全体的な取り組みや水循環、人の生活と川の繋がりなど含まれます。
「ひろげ」にはNPOなどの小さな活動を広めたり、河川周辺に遊歩道や緑地などの公共空間を広げることなど。
そして「学び」には市民参加や住民協働など環境学習などが含まれます。また、地域文化の継承も入るでしょう。
いずれにしても、形だけ自然っぽい、という取り組みではダメで、大きな視野を持ってよく考えて行きましょうという方針です。
名古屋では堀川の納屋橋付近のオープンカフェがありますね。いろいろなイベントに開放しています。
近い将来、成果が出てくるのが楽しみです。
「河川環境行政の新たな展開」国土交通省HPより
http://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/kankyo/pdf/review080509.pdf

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