樹冠通過雨量

通常、降水量といえば何も遮るもののないところで観測します。
しかしながら、目的によっては林内で観測することもあります。
この場合、雨の一部は樹木によって遮られてしまいます。
林内の地表面に到達する雨は次のように分けられます。
1.樹冠通過雨
 樹冠(葉と葉の間)をすり抜けて落ちてくる雨
2.樹幹流
 木の幹を伝って流れ落ちる雨
3.滴下雨
 一旦、葉や枝、樹皮の表面にとどまり滴下する雨
このうちの樹冠通過雨量を観測しています。
装置は簡単です。
透明な円筒管を林内に置いておくだけの簡易雨量計です。
IMGP0022.JPG
一雨ごとに観測しなければなりませんが、学生さんたちが頑張ってくれています。
先日の雨もしっかりと観測されていました。
IMGP0024.JPG
こんな装置をたくさん設置して、いろいろ調べています。

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