地下水成分の表し方

地下水の中にはいろいろな成分が含まれています。
主に7つの成分があります。
1ナトリウムイオン(Na+)
2カリウムイオン(K+)
3カルシウムイオン(Ca2+)
4マグネシウムイオン(Mg+)
5塩化物イオン(Cl-)
6硫酸イオン(SO4-)
7炭酸水素イオン(HCO3-)
もうひとつイオンではありませんが、イオン状シリカ(SiO2)があります。
これらの主成分は主に岩石、土壌、海水であり、雨水が地中に浸透した後、地中を移動する過程で地下水中にとけ込んだり、土壌粒子に取り込まれたりします。
この結果、地下水が通過してきた地層や滞留時間の違いにより組成や濃度、すなわち水質に変化生じます。
この違いをグラフにして表すと下の図のようになります。
パターンダイヤグラムと呼んでいます。
パターンダイヤグラム.gif
あちこちの地下水を採水してイオン分析し、その違いをパターンダイヤグラムでみると、その地下水の特徴を知ることができ、その地下水がどんなタイプかなどいろいろなことがわかってきます。
地下水の履歴書みたいなものですね。

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