先日計測してきた森の中の樹冠通過雨量です。
林内に簡易雨量計を7m×7mのメッシュ状に配置してあります。
ひとつひとつ手計りで雨量を確認していきます。
結果はこんな感じになります。
グラフにするとこうなります。
4/17から4/24の間に61.5mmの降水量がありました。
簡易雨量計の値を見ると1.5mmから69mmとかなりばらつきが出ます。
場所によっては林外の雨量である61.5mmを上回っている箇所もありますが、平均値で見ると38.6mmとなりますので、全体的には37%が樹冠により遮られていることになります。
実際にはこれに木の幹を伝わって流れる落ちる樹幹流が発生しますので、林内の地表に到達する降水はもう少し多くなると思います。
単に森の中に雨が降るだけという自然現象ですが、その現象を数値に表そうとすると非常に複雑であることがわかります。
調べれば調べるほど深みにはまっていきます。