一般の公共交通機関のモノレールではありません。
運搬業務用のモノレールになります。
ミカン畑などで見かけるものですね。
山の中のボーリング調査でも資材運搬によく用いられます。
運搬用モノレールは、その構造上、斜面に対して常に牽引車が上側になるようにしなければいけません。
牽引車が斜面の下側になってしまっては荷物を押し上げることはできませんからね。
行きはなんとかなっても、帰りはどうしようもありません。
そして山の中の現場では、斜面を登ったり降ったりと一筋縄ではいきません。
ルートの選定でやむを得ず登り下りが連続してしまう場合がでてきます。
こんな時は、スイッチバックを使います。
ポイントで、レールを切り替えて降っていき、また登りに入る前にもう一度ポイントでレールを切り替えて登っていきます。
通行するたびにいちいち切り替えなくちゃいけなので面倒です。