土壌水分観測

土壌水分観測の結果です。
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林内に土壌水分センサーを設置し、水分量を観測しています。
観測深度は、10cm、20cm、30cm、40cm、60cm、100cmの計6箇所になります。
100cmのセンサーは不調のためグラフには示していません。
このグラフを見ると、10cmと20cmの水分量が降雨に応じて上昇していることがわかります。
30cmでは上の深度よりは変動幅は大きくありませんが、似たような変化をしています。
40cmと60cmの変化は、降雨に連動した大きな変化はみられず、安定しています。
ただ、降雨後に若干ですが上昇しているところが読み取れます。
以上のことから考えると、降雨の影響が直接現れるのは、表層から30cm程度までと言えそうです。
観測地点は林内の斜面上にありますので、浸透した水は下方へと向かうはずです。
10cmから30cmの範囲が水の通り道となっていると考えても良さそうです。
もちろん、鉛直方向に浸透していく水も存在すると思いますが、
40cm以深の動きを見てもわかるように、この動きはかなりゆっくりしたものになると想像できます。

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