小流域にて堰を設置して水圧式水位計により水深を測定しています。
水深が浅いため、また汎用品のセンサーのため測定誤差が生じます。
特に気温、水温の影響を顕著に受けています。
こちらが8月の猛暑日に観測された結果です。

雨も降っていないのに水深(青いライン)が1日の間で増えたり減っているのがわかります。
この変動は水温と反する動きを読み取ることができます。
おそらく水温が上がると水深が小さくなり、水温が下がると水深が大きくなる傾向があるようです。
変動幅は0.01m(1cm)程度です。
小流域の観測では、この1cmの誤差が流量に大きなばらつきを与えてしまいます。
先日の流量のグラフもこの影響を受けて、バラバラしているのがわかります。
温度補正をする方法をなんとか考えてみたいと思いますが、それよりも高性能な水位計が欲しいところです。