サウンディング試験機

サウンディング試験機のいろいろです。
貫入試験機のシリーズです。
まずは標準貫入試験。
これはボーリング調査の時に実施されます。
63.5kgのおもりを75cmの高さから落下させて打撃回数を記録します。
N値を得ると同時に試料を採取することが可能です。
この試験がもっとも標準的なものとなります。
これをベースにしていろいろな試験機があります。
最初はオートマチックラムサウンディング。
ラムサウンディング.jpg
63.5kgのおもりを高さ50cmのところから落下させて貫入量を記録します。
打撃のみで試料を採取することはできません。
ただし、測定時にロッドのトルクも計測するため、粘性土と砂質土の目安はつきそうです。
続いてミニラムサウンディング。
miniram-l.jpg
上記ラムサウンディングの簡略版です。
おもりは30kgで落下高さは30cmになります。
そして、小型動的貫入試験機PENNYです。
IMGP8423.JPG
こちらは30kgのおもりを使います。落下高さは20cmとなります。
最後に簡易貫入試験機。
5kgのおもりを落下高さ50cmで使用します。
もっとも簡易的な調査になります。
それなりにそれぞれの特徴をもっており、どれが一番とは言えません。
例えば、オートマチックラムサウンディングは打撃能力もあり万能に思えますが、傾斜地では対応することができません。
また小型動的貫入試験機PENNYでは、N値50以上を示すような地盤を連続して確認することはできません。
その状況に応じた試験機が必要となります。

カテゴリー: 土と水について タグ: , , , パーマリンク