流れ込み式発電

陸水学会東海支部会のサマースクールで見学した発電施設です。
矢作川の支流である巴川に導水堰を設置し、そこから導水管で河川の水を引き込んで下流側で発電します。
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導水管の長さは約3kmあり、河川よりも勾配を緩くして落差を稼ぎます。
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導水管の終点部分に発電所が存在しており、ここで発電してもとの川へ放流します。
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見学した当日は、雨のため増水していたので堰をオーバーフローしていましたが、渇水期には大半の河川水が導水路に導かれることになります。
この辺りは、電力会社がうまくコントロールしているそうです。
この施設自体が完成したのは大正9年。
現在も現役で稼働しています。
普段何気なく見ている河川にもこんな施設がたくさんあって、利用されています。
なかなか興味深いところでした。

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