雨量計

生態水文学研究所では、気象観測も行っています。
雨量観測もその一つです。
通常、雨量を観測する場合は転倒マス式のものを使いますが、ここでは過去の観測結果との整合を図るため、昔ながらの観測方法を現在も継続しています。
これがその雨量計です。
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単にバケツがセットしてあるだけです。
この中に降った雨の量を、各降雨ごとに測ります。
非常にシンプルな構造で転倒ます式で指摘されている立ち上がり時の誤差がありません。
この方法で昔からずっと観測を続けています。
もちろん最新の雨量計もあります。
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この装置は転倒マス式雨量計の上部に工夫がされており、全方位からの雨をキャッチすることができるようになっており、どの方位からどのくらいの雨が降ったかを計測しています。
これにより風の影響も含めた観測ができます。
最新の計器を駆使しつつ、過去の手法も継続していくことで信頼性の高い観測をすることができるようになっています。

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