土の変化

シルトや粘土などの小さい粒でできた土は、土の中に含まれる水の量によって性質が変化します。
水は、固体(氷)→液体(水)→気体(水蒸気)と変化しますが、
シルトや粘土は、液状(ドロドロで流れる)→塑性状(そせいじょう)(粘りがあって形が変わる)→半固体状(指でおしてもなんとか跡が残る)→固体状(かちかちに固い)、というような変化をします。
陶芸の粘土細工を例にとると・・・
水をたくさん加えるとドロドロの液体状になります。焼き物の型に流し込んだりするときはこの状態です。
ロクロなどで使う場合にはもう少し水を少なくしてやります。この状態では、手で自由に形を変化させることができます。
次にできたものを乾かしていきます。そうすると、乾燥が進みだんだん堅くなってきます。ある程度堅くなると、もう形を変えることはできません。
これはすべて土の中に含まれる水の量によって決まります。
水加減が大切になります。

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