液性限界・塑性限界

シルトや粘土の状態は土に含まれる水の量によって決まります。
土の水の量は「含水比(がんすいひ)」という言葉で表します。
これを数値化(評価)するための試験があります。ちゃんとJISで規格されています。
シルトや粘土に水をどんどん加えていって、ドロドロの液体状になってしまう時の水の量(含水比)を「液性限界(えきせいげんかい)」といいます。
また、逆にどんどん水を乾かしてカラカラの半固体状になってしまう時の含水比を「塑性限界(そせいげんかい)」といいます。
この値は、土の粒の構成や土ができた条件など、様々な要因により変化します。
少し水を加えただけで、すぐに液状になってしまうシルトや粘土もあれば、なかなか液状にならないシルトや粘土もあります。その逆になかなか半固体状にならないシルトや粘土もあります。
すぐに液状化になってしまうシルトや粘土は、雨が降るとすぐにグチャグチャになるので、やっかいものです。

カテゴリー: 土と水について パーマリンク