林内雨量と林外雨量

読んで字のごとく林の中と外の雨量のことをいいます。林外雨量は雨量計の上に遮断するものが何もない通常の雨量です。林内雨量は林や森の中の木と木の隙間を抜けて地面に到達する雨量のことをいいます。葉や幹の間をすり抜けていく雨や、葉や幹に遮られて、一端とどまってから滴り落ちる雨や、幹を伝わって落ちる雨などがあります。
遮られる雨の量は、森林の樹木の種類や季節、樹齢などによりますが、15~20%といわれています。たとえば、時間雨量50mmの雨が降った場合、森林の中では7.5~10mm程度は遮断されることになり、その分だけ洪水流量の低減に役立っていることになります。

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